電気自動車(EV)を手に入れた際、一番の悩みどころは自宅での充電スピードです。
多くの家庭で標準的に使われるコンセントは3kW出力ですが、最近のバッテリー大容量化に伴い「もっと早く充電したい」という声が増えています。
そこで注目されているのが6kWや7.4kWの倍速充電ですが、これには単にコンセントを付け替えるだけでは済まない、専門的な工程が必要になります。
まず、電気の通り道であるケーブルの太さが全く違います。
3kWの場合は2.6mm程度の太さで足りますが、6kWともなればより多くの電流を流すために、5.5スケアや8スケアといった、かなり太い専用の電線を引き回すことになります。
配線が太くなれば、当然壁の中を通す難易度も上がります。
配線が難しい場合は、建物の外壁に沿わせて専用の管を通し、見た目も美しく仕上げる技術が重要です。
次に確認すべきは、家の「契約アンペア数」と「分電盤」の空き状況です。
倍速充電は電子レンジ数台分を同時に動かすような負荷がかかります。
現状の契約が30Aや40Aのままだと、充電を始めた瞬間に家全体のブレーカーが落ちるリスクがあります。
そのため、多くの場合で60Aへの増設や、電力会社との契約変更を伴う工事が必要です。
また、分電盤自体に新しい専用の漏電ブレーカーを組み込むスペースがあるかもポイントになります。
もし空きがなければ、隣に小さな増設ボックスを設置して対応することもあります。
「ただコンセントをつなぐだけ」と考えていると、思わぬ追加作業に驚くかもしれません。
しっかりとした準備と正しい手順を踏めば、翌朝にはバッテリーが満タンになっている快適なEVライフが手に入ります。
愛知県小牧市や春日井市周辺で、自分の車に最適な充電環境を作りたいと考えている方は、ぜひご相談ください。